七福神が持っているものの意味について
七福神は、それぞれが色々なものを持っており、それぞれ意味が異なります。
こちらのページでは、七福神がそれぞれ持っているもののご利益を解説しています。
大黒天の持ち物の意味
右手に持っている「打ち出の小槌」は、振って福を呼び出し、幸福を与えてくださいます。
左肩に担いでいる「福」には、福がギッチリ入っています。
大黒天が乗っている「俵」は、五穀豊穣の証しとされています。
恵比寿の持ち物の意味
右手に持っている釣り竿は、“むやみに殺生をしない→商売の原点”を表しています。
左手に抱えている肴の種類は「鯛」で、おめでたさを表します。
恵比寿様は、温厚そうな優しいお顔をしておられます。「えびす顔」の語源はこの優しい顔立ちにあります。
毘沙門天の持ち物の意味
右手には、戦うための武器である「宝棒」を持っています。
左手には、無限の智慧を記した経典である「宝塔」を持っています。
全身は「甲冑」で身を包み、勇ましい顔立ちをしています。
弁財天の持ち物の意味
手には技芸上達の象徴である「琵琶」を持っています。
頭には福が収められている「宝冠」をかぶっています。
布袋の持ち物の意味
大きな袋を担いでいますが、その中身は「福袋」の大黒様と違って、寛容の精神が入っている「堪忍袋」です。
また、左手に持っている「団扇」で悪いものを追い払ってくれます。
福禄寿の持ち物の意味
持っている「枕」には、「安眠=長寿をもたらせてくれる」という意味があります。
持っている「宝珠」には、「福をもたらせてくれる」という意味があります。
福禄寿は、寿老人との相違がはっきりしないことがありますが、「鶴」を従えているのが大きな特徴です。
寿老人の持ち物の意味
手に持っている杖の中には「命を司る巻物」が入っています。
寿老人と、福禄寿との相違がはっきりしないことがありますが、二千歳という長寿の「黒い鹿」を従えているのが大きな特徴です。
なお、鹿の代わりに「扇」や「桃」を持つこともあります。